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RT-Range S
RT-Range システム Euro NCAP test protocol AEB Car-to-Car Rear Moving (CCRm)
Euro NCAP AEB CCRm のテストプロトコルは、AEB・FCWシステムが低速移動車後部に近づいているときどのようにシステムが動くかをテストします。このテストは、システム故障時の損傷を避けるために、牽引されたソフトターゲットを使用して都市部で想定される速度の範囲で実施されます。異なる速度でのテストと同様に、試験は、被試験車両(VUT)とグローバル車両ターゲット(GVT)との間で異なる量の横方向へのオーバーラップで繰り返し実施されます。試験は、VUTの速度がGVTの速度より遅い場合、またはVUTとGVTで接触があった場合に終了します。
AEB CCRmテスト中、ターゲット車両はRTは位置、速度を正確に測定し、その情報をRT-Range Targetに送信します、そしてその情報を次にRT-Range Hunterに情報をwifiで送信します。この情報を使用して、2つの移動車両の位置、方向、速度(衝突の範囲と時間(TTC)を含む)をリアルタイムで計算し出力します。
・軸:GVT・VUT ISO 8855:1991オリエンテーション
・横方向パスエラー
・100 Hzの更新レート
・DGPSの時間同期
・相対位置精度:0.03m
・速度制度:0.1 km/h
・ヨー角速度:0.1°/s
・加速度:0.1m /s²
RT-Range S は、Oxford Technical Solutions社の慣性ナビゲーション・システム (INS) 、RTシステムと組み合わせることで、先進運転支援システム (ADAS) の開発、試験、検証に非常に有効なツールとなっております。
RTシステムによってナビゲーションとダイナミクス測定が計算され、さらにRT-Range S によってレーン、固定ターゲット、モバイルターゲットまでの相対レンジが出力されます。
車両にRTシステムとRT-Range S をそれぞれ1台搭載することによって、NHTSA LDW試験と、固定ターゲットとのレンジ計測を行うことができます。またHunter車両にRT-XLANを追加する事で最大4つのモバイルターゲットとのレンジ計測を実施する事が出来ます。EuroNCAP AEB、NHTSA FCW、アダプティブ・クルーズ・コントロール (ACC) などの評価・検証に利用できます。
RT-Range S は従来のRT-Rangeと比べとてもコンパクトになりました。更に、幅広いテストが実施出来る様々な機能を備えており、これ一つあれば多種多様なADAS試験・評価に使用可能です。RT-Range S はアルマイトアルミニウムの筐体に高品質のコネクタを採用しており、堅牢性、信頼性の高い製品です。RTストラットにも素早く確実に取り付けることができます。
RT-Range S にはその豊富な機能を最大限活用できるように、RT-Range専用ソフトウェアが付属しています。このソフトウェアにはレーン測量ツール、マップ作成ツール、リアルタイム・ディスプレイ、そして後処理ユーティリティが含まれています。RT-Range Sのデータは、OxTS社のグラフ作成ソフトウェア、NAVgraphでナビゲーション・データと共に、また車両のCANデータも加えて作図・分析することもできます。
RT-Range S は固定ターゲットとモバイルターゲットまでの広範なレンジ測定を計算します。
• 前方レンジ、横方向レンジ、合成レンジ
• 前方相対速度、横方向相対速度、合成相対速度
• 前方相対加速度、横方向相対加速、度、合成相対加速度
• 目標までの水平レンジと角度 (極座標)
• 衝突までの時間および衝突までの時間と加速度